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兵庫県は山田錦の生産量が多い!理由を解説します!

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日本酒の材料である山田錦の生産量が多い県は、どこかご存じでしょうか。
実は、1番生産量が多い県は兵庫県なのです。
この事実を知っていたとしても、理由までは知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、兵庫県で山田錦の生産量が1位である理由をご紹介します。

□日本酒生産量1位の理由とは?

日本酒の生産量が1番に多い県は、兵庫県です。
なぜ兵庫県が、日本酒の生産量1位なのでしょうか。
ここでは、その理由を3つご紹介しましょう。

1つ目は、日本酒を作る環境が整っているからです。
兵庫県には六甲山があり、とてもきれいな水が流れています。
その質の高い水と米処があることにより、兵庫県は日本酒の生産地として有名になりました。

また、六甲山地には冬の季節になると、六甲おこしという寒風が吹きます。
この六甲おこしが吹くことで、寒造りという酒造りで必要な条件が整います。
これらのような環境が整っているからこそ、兵庫県が日本酒の生産量1位なのでしょう。

2つ目は、山田錦の開発に成功したからです。
酒米の王様とも呼ばれる山田錦は、1923年に兵庫県の試験場で人工交配により生まれました。
とても育てるのが難しい山田錦ですが、やがて全国に広がりました。
育て方や特徴については、次の章でご紹介します。

3つ目は、地域ごとにそれぞれの日本酒を誕生させたからです。
兵庫県の日本酒がおいしい理由は、山田錦だけではありません。
他にも、その地域にある特色をいかした日本酒が誕生したことも理由の1つです。

例えば、兵庫県には灘五郷という酒造地帯があります。
これは、西郷、魚崎郷、西宮郷、御影郷、今津郷といった酒処の地域を指します。
それぞれの地域で特徴のある日本酒が誕生したからこそ、兵庫県が日本酒の生産量が1位になりました。

□山田錦生産量1位の理由とは?

日本酒の生産量が1位である兵庫県は、山田錦の生産量も1位であることを先ほどご紹介しました。
ここでは、その理由を3つご紹介しましょう。

1つ目は、特A地区があるからです。
例えば、兵庫県の三木市や加東市といった地域のことを指します。
それらの地域ではとても質の高い山田錦ができるため、それが評価されて特A地区に指定されました。

山田錦はとても身長が高く、病気や害虫に弱いという特徴を持っています。
そのため、質の高い山田錦を生産できるのはすごいことなのです。

2つ目は、契約栽培という制度をとっているからです。
契約栽培という制度は、酒米ならではの制度であることを押さえておきましょう。

そもそも酒米はいつも食べる米に比べて酒米は生産量が少ないため、生産者が減る恐れがありました。
また、その酒米を商売道具にしながら生き残っていくためには、多くの売り上げを出すために高額で売るしか方法がありませんでした。
そのため、個々で山田錦の生産者と酒処が契約をして、高額で酒米を販売していました。
このような契約栽培を行っていたため、兵庫県では山田錦の生産量が高いのです。

3つ目は、山田錦の発祥地が兵庫県であるからです。
詳しい特徴は次の章でご説明しますが、山田錦は兵庫県で開発されました。
いつも食べる米は表面をあまり削らないのに対して、山田錦は大きく表面を削ります。
そうすることで、タンパク質が少ない心白を大きく残しています。

□山田錦の特徴とは?

兵庫県で多く栽培されている山田錦ですが、どのような特徴があるかをご存じでしょうか。
日本酒に興味がある方であっても、その特徴を詳しくご存じの方はあまり多くないでしょう。
ここでは、山田錦の特徴についてご紹介します。

山田錦は、1923年に人工交配によって品種開発されました。
親は山田穂と短棹渡船で、兵庫県の兵俸県立農事試験場で開発されました。
開発は1923年でしたが、山田錦と命名されたのは1932年です。

特徴は、主に3つあります。
それは粒が大きい、タンパク質が少ない、そして吸水性が高いといった特徴です。
これらの特徴を持つため、山田錦は表面を削っても割れにくいのでしょう。
また、雑味がなくなりすっきりとした味わいにもなります。

なぜ、酒米の表面を削る割合が高い方が良いのかをご存じでしょうか。
その理由は、米の中心にタンパク質が少ない心白があるからです。
この心白の割合が高いほど、良い味になります。
そのため、粒が大きく多く削れる方が良い日本酒を作れると言えるでしょう。

また、吸水性が高いことによって何が起こるのでしょうか。
吸水性が高いと、日本酒を作る際に入れる麹が活性をしやすくなります。
そのため、良質な日本酒を作れる要因になるのです。

□まとめ

サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
延期になっていました第二回2021年の兵庫県開催の日程が決定しました。
詳しくは、「第2回SAKE selection開催について」で今後ご紹介していきます。

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