サケ・セレクション

MENU

日本酒に興味がある方へ!日本酒作りで有名な兵庫県灘市について紹介します!

NO IMAGE

兵庫県の灘市は、日本酒で有名な場所であることをご存じでしょうか。
灘市は、酒造りに最適な環境がそろっていて、良質な日本酒を製造できる地域です。

□灘の日本酒が有名な理由とは

灘は、日本酒で有名な兵庫県の中でも特に有名な地域です。
灘の日本酒が有名になったのは、灘地域が日本酒造りの環境に恵まれていて、高品質なお酒を造れたからです。
では、日本酒造りに適した環境とはどのようなものなのか、具体的な内容を見ていきましょう。

まずは、良質な水が得られることです。
灘地域は、「宮水」と呼ばれる酒造りに理想的な水が取れることが知られています。
江戸時代に酒造りをしていた太左衛門(たざえもん)と呼ばれる人物は、水が大きな要因となって、お酒の味が地域によって変化することを発見しました。
そして、灘の地域で得られる水は特に良質であると知り、この地域で取れる水を「宮水」と名付けました。

宮水には、リン、カルシウム、カリウムなどのさまざまなミネラルが含まれており、これらの成分はお酒の発酵過程において、微生物の栄養素として活性化を促します。
一般的に飲料としては向いてないとされていますが、日本酒造りには最適の水です。
それだけでなく、宮水には酒をにごらせて見た目を悪くしたり、風味を悪くしたりする鉄分がほとんど含まれていません。

次に、山田錦という品種の米が兵庫県で多く採取できることです。
日本酒の原料となる米は酒米と呼ばれ、食用の米とは異なり、日本酒の製造に向いた特徴を持っています。
私たちが日常的に食べている米とは異なるものなのですね。
山田錦はそんな酒米の中でも「酒米の王様」と呼ばれ、高い品質と酒造りに適した特性があります。

山田錦の生産量が灘の地域で多い理由は、気候条件や土壌が良いことです。
この地域は、夏場に昼夜の温度差が10度以上になったり、土壌が粘土質で栄養が豊富であったりして、良質な米が育ちやすい環境が広がっています。
山田錦は、生育の条件が厳しいことで有名ですが、良い環境が整っている兵庫県だからこそ、生産されやすいと言えるでしょう。

最後に、優れた酒造りの技術があることです。
灘と言えば、「丹波杜氏(たんばやしろし)」が有名です。
杜氏とは、酒蔵で酒造りの全権を担うリーダーのことです。
杜氏には、昔から酒造りに関する豊富な知識と、酒の味や製造方法を決定する責任感が求められてきました。
丹波杜氏は、受け継いできた伝統と酒造りの高い技術から、岩手県の南部杜氏、新潟県の越後杜氏とともに日本三大杜氏の1つに数えられています。

近年は、酒造りの世界も作業の機械化が進み、伝統を守るか、新しい酒造りを目指すかの判断を迫られており、酒造りの全責任を持つ杜氏の重要性も大きいと言えます。

□灘地域の日本酒でブリュッセル国際コンクールの受賞酒

灘地域で日本酒の銘柄として、「櫻正宗(さくらまさむね)」があります。

2018年に三重県鳥羽市で開催されたブリュッセル国際コンクールでは、「櫻正宗焼稀(生一本)」が「ブリュッセル国際コンクール日本酒部門サケ・セレクション2018」純米酒部門のシルバーを受賞しました。

「正宗」という名前の日本酒は皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
「菊正宗」をはじめとして、他にも「正宗」と名の付くさまざまなお酒がありますよね。
櫻正宗は、その中でも最初に生まれた「正宗」と名の付くお酒です。

その名前は、仏教系の宗教の臨在正宗という経本に由来しています。
はじめは、「せいしゅう」と呼ばれていましたが、「まさむね」と誤読される内にそちらの呼び方が定着しました。
明治時代になって商標登録の制度が導入されたとき、「正宗」の名前に日本の国花である「桜」の名前を冠して「櫻正宗」と名付けられました。

また、櫻正宗は全て自社の蔵でこだわりを持って製造されています。
「日常で飲む酒こそ美味しいものであるべき」という考えから、なるべく手に取りやすい価格で販売できるように企業努力がなされてきました。

櫻正宗の味わいは、少し辛口で、口当たりの良さが特徴的です。
製造において、使用する酒米の品質が良いのはもちろん、米の雑味の元となる部分を削る作業を通常よりも多く行い、クリアな味わいの日本酒となっています。
さらに、使用する水に関しても、成分の構成や濃度を厳正に管理し、地元の地下深くにある地下水を使用していることからも、強いこだわりが感じられますね。
その伝統と品質で、現在でも人気の高いお酒です。

さらに、2018年に三重県鳥羽市で開催されたブリュッセル国際コンクールでは、「櫻正宗焼稀(生一本)」が「ブリュッセル国際コンクール日本酒部門サケ・セレクション2018」純米酒部門のシルバーを受賞しました。
国際的な評価も高いお酒なので、ぜひ一度飲んでいただきたい日本酒の1つです。

また、「SAKE selection 2020(コロナの影響により2021秋頃開催)」では、兵庫県特別賞として、兵庫県産山田錦を原料に使用した出品酒の中で、優秀な成績を収めたものに『藤川禎次賞』を授与。
兵庫県内酒蔵のうち上位の受賞数が最も多い酒蔵に対して「ひょうごの酒蔵特別賞」を授与する予定です。

□まとめ

今回は、灘の日本酒が有名な理由と、灘で生まれた有名な銘柄である櫻正宗について解説しました。
サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。

なお、第二回開催を本年10月に兵庫県で開催を予定しておりましたが、世界的なコロナウイルス感染拡大の影響により、外国人審査員の来日可否が不透明な状況が続いていることから、開催を延期することとなりました。

延期後の審査会実施時期につきましては2021年秋頃を予定しておりますが、正式に決定次第、ホームページ等でお知らせいたします。

地域・観光カテゴリの最新記事