飲みやすい日本酒をお探しの方はいませんか。
日本酒に初めて挑戦するという方は、飲みやすい日本酒を選びたいですよね。
実は、いくつかのポイントを抑えておくことで、誰でも飲みやすい日本酒を選べます。
そこで今回は、飲みやすい日本酒の選び方について解説します。
□飲みやすい日本酒を選ぶポイントとは
日本酒には、味わいの目安として、いくつかのポイントがあります。
そのため、日本酒を選ぶときは、これらをチェックすることで自分に合った日本酒が選べるでしょう。
ここでは、飲みやすい日本酒を選ぶときにチェックすべきポイントをご紹介します。
1つ目は、アルコール度数です。
日本酒のアルコール度数の平均はおよそ15パーセントです。
ワインやビールなどの他の酒と比べると、かなりアルコール度数が高いですよね。
アルコール度数が高いお酒が苦手だという方は、なるべく低いものを選ぶと良いでしょう。
最近では、アルコール度数を10パーセント以下にまで抑えて飲みやすくした日本酒も製造されています。
2つ目は、日本酒度です。
日本酒度とは、日本酒に含まれる糖分の量を示す指標のことで、プラスになるほど糖分が少なく辛口に、マイナスになるほど糖分が多いので甘口の味わいが楽しめます。
甘口か辛口かはラベルに書いてありますが、より詳細に知りたい場合は、日本酒度も確認すると良いでしょう。
一般的に、マイナス1.5~3.4ではやや甘口、マイナス3.5~5.9では甘口とされるので、飲みやすい日本酒を選びたいときは、参考にしてください。
3つ目は、精米歩合です。
精米歩合とは、製造工程で原料に使う米を削って残った部分の割合を示す指標です。
例えば、精米歩合が60パーセントの場合は、玄米の状態から40パーセントを削ったことを表しています。
精米歩合によっても日本酒の味わいは変わるので、参考にすると良いでしょう。
お米の表面部分には、タンパク質や脂質が多く含まれており、これらは日本酒に含まれているとコクが強くなり、辛口の味わいに変化します。
精米歩合が高い日本酒は、この表面部分を多く削っているので、比較的飲みやすいものが多いです。
□飲みやすい日本酒の種類について
上記では、日本酒の味わいを見分けるポイントについて解説しました。
しかし、初めて日本酒を選ぶという方にはこれらのポイントを全て検討するのは難しいでしょう。
そこで、飲みやすい日本酒の種類を具体的に2つ紹介します。
1つ目は、甘口の純米酒です。
純米酒とは、原材料に米、麹、水のみを使用した日本酒のことです。
純米酒は、米本来の香りやうまみが味わえ、口当たりがまろやかなものが多いので、初めての方でも飲みやすいでしょう。
特に、甘口のものを選べば失敗しにくいです。
2つ目は、純米吟醸酒です。
吟醸酒は、精米歩合が60パーセント以下、つまり、製造過程で米の雑味となる表面部分を40パーセント以上削って作る必要があります。
これにより、吟醸酒はクリアで爽やかな味わいに仕上がるので、飲み慣れていない方でも飲みやすいでしょう。
さらに、吟醸造りと呼ばれる米と麹菌を低温で長期間熟成させる工程を経ることにより、華やかでフルーティーな香りが生まれ、果実酒のような飲みやすさがあります。
□日本酒が飲みやすくなる飲み方とは
飲みたいと思って購入した日本酒が思ったより辛口だったり、アルコール度数が高かったりした経験はありませんか。
実際に飲んでみないと味わいがわからないことも多いですよね。
そんな場合でも、飲み方を工夫することで美味しくいただける場合があります。
ここでは、日本酒を飲みやすくするためのコツを3つ紹介します。
購入した日本酒が飲みにくいと思っても、さまざまな飲み方を試してみましょう。
1つ目は、和らぎ水を飲むことです。
和らぎ水とは、酔いを和らげるために日本酒と一緒に飲む水のことです。
ストレートやロックでウイスキーを飲むときに、チェイサーと呼ばれる水を飲むのと同じですね。
和らぎ水は、特別な水である必要はなく、水道水やミネラルウォーターでも十分です。
日本酒と和らぎ水を、交互に同じ量を飲むようにしましょう。
そうすることで、毎回口の中がリセットされて飲みやすいでしょう。
2つ目は、水や炭酸で日本酒を割って飲むことです。
日本酒は割らずに飲むものというイメージがあるかもしれません。
しかし、焼酎やウイスキーと同様に、日本酒も水や炭酸で割ることで美味しくいただけます。
おすすめなのは、日本酒が8に対して水が2の割合で割ることです。
あまりに水が多すぎると、日本酒の味が薄くなってしまうので注意しましょう。
3つ目は、よく冷やすことです。
日本酒の限らず、ウイスキーやワインであっても、温度が高くなるほど香りが強く出る性質があります。
皆さんの中にも、日本酒を熱燗で飲んだ時の特有の香りが苦手だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本酒は冷やすことにより、口当たりがよく、香りも抑えられて飲みやすいです。
また、日本酒に慣れてきたら、熱燗にも挑戦してみて、温度による味わいの違いを楽しんでみるのも良いかもしれません。
□まとめ
今回は、飲みやすい日本酒を選ぶポイント、飲みやすい日本酒の種類、飲み方のコツについて解説しました。
サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。