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日本酒の「吟醸」とは?

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「日本酒の吟醸ってなんだろう」

日本酒に興味がある方の中には、このような疑問を持つ方がいるかもしれません。
実は、吟醸とは日本酒の種類の内のひとつです。
今回は、兵庫県の日本酒の専門家が日本酒の種類について紹介します。

□日本酒にはどんな種類があるのか

吟醸とは、日本酒を製法で分けたときの種類の1つです。
では、日本酒には他にどんな種類があるのでしょうか。
ここでは、日本酒の種類を4つ紹介します。

1つ目は、純米酒です。
これは、材料が米、米こうじ、水だけで造られた日本酒のことです。
純粋にお米だけを原料として作られているので、米本来のうまみや、深いコク、豊かな香りが味わえるお酒と言って良いでしょう。

2つ目は、吟醸酒です。
吟醸酒とは、純米酒と違って、米などの材料に加えて醸造アルコールと呼ばれる、主にサトウキビを原料として発酵させた高純度のアルコールを加えて製造されます。
また、吟醸酒の場合は、玄米を削って、残った部分の割合である精米歩合が60パーセント以下であるという条件もあります。
精米歩合が60パーセント以下ということは、玄米の時点から40パーセント以上も米を削ることになるので、とても贅沢な製法ですね。

そして、もう1つ他の種類との大きな違いが、吟醸造りと呼ばれる伝統的な製法で造られていることです。
この方法では、精米した後の米を低温でゆっくり発酵させ、特有な香りが出るように醸造させます。
この方法により、吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りが出るので、飲みやすいものが多く、吟醸酒は初心者の方にもおすすめかもしれません。

3つ目は、本醸造酒です。
本醸造酒は、精米歩合の基準が吟醸酒より低く、70パーセント以下と決められています。
また、醸造アルコールを加えて製造します。

香りは控えめで、辛口のすっきりとした味わいなので、日本酒を飲みなれた方におすすめの種類かもしれません。

4つ目は、普通酒です。
これまでに紹介した、純米酒、吟醸酒、本醸造酒などのように、その種類を名乗るためにいくつかの条件を満たす必要があるものを特定名称酒と呼び、それ以外のお酒を普通酒と呼びます。
価格が手頃な上に、毎日飲んでも飽きにくい軽い味わいなので、日常的に飲むお酒として重宝します。

□大吟醸酒とはなにか

ここまで、日本酒の種類について解説しました。
吟醸酒についても良く分かったと思います。
しかし、「大吟醸酒」という種類のお酒を聞いたことがある方もいると思います。
吟醸酒と大吟醸酒にはどんな違いがあるのでしょうか。
ここでは、吟醸酒と大吟醸酒の違いを解説します。

両者の違いは精米歩合の大きさです。
精米歩合が吟醸酒は60パーセント以下、大吟醸酒は50パーセント以下という条件があり、大吟醸酒の方がより厳しい基準があります。
よって、吟醸酒よりも大吟醸酒の方が高品質で値段も高いことが多いでしょう。

どちらのお酒も、精米歩合が高いので、米の芯の部分のみが材料として使われています。
そのため、雑味がなくクリアな味わいと、果実のようなフルーティーの香りがあります。
大吟醸酒は精米歩合が吟醸酒よりも高いので、さらに雑味がなく飲みやすい味であると言われています。

□吟醸酒の選び方について

ここでは、吟醸酒を選ぶときのポイントを4つ紹介します。
こだわりたい方は、ひとつひとつポイントを確認して一番好みの吟醸酒を探してみても良いかもしれません。

1つ目は、味が甘口か辛口かです。
吟醸酒にも、他の日本酒と同じように甘口と辛口の2種類があります。
その度合いは、「日本酒度」という数値で確認でき、プラスだと辛口、マイナスになるほど甘口の味わいになります。
好みに合わせて甘口か辛口かを選択すると良いでしょう。

2つ目は、アルコール度数です。
吟醸酒のアルコール度数は、15~16パーセントが一般的です。
吟醸酒は、より飲みやすくするために、製造時に純水を加える「加水」という工程によって、他の日本酒よりも少しアルコール度数が抑えられているものが多いです。
加水された吟醸酒は、料理の味わいを邪魔しないので、食事をしながら飲む食中酒として最適と言えるでしょう。

また、加水の工程をせずに製造し、アルコール度数が20パーセント前後の原酒もよく販売されています。
原酒はアルコール度数が高いですが、吟醸酒の本来の味や風味が楽しめるでしょう。

3つ目は、香りです。
吟醸酒は、味だけでなく豊かな香りも大きな特徴の一つです。
果実のようなフルーティーな香りを持つものや、ウイスキーのようなスモーキーな香りを持つものもあります。
商品によって香りが違うので様々な銘柄を飲み比べして、好みの香りを探してみても良いかもしれません。
吟醸酒を飲むのが初めての方は、オーソドックスなフルーティーな香りのものを選べばよいでしょう。

□まとめ

日本酒の種類や吟醸酒について紹介しました。
サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。

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