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日本酒の種類の違いが気になる方へ!

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「日本酒にはどんな種類があるのだろう」
「日本酒は製法によってどのような違いが出るのだろう」
日本酒に興味がある方は、日本酒について詳しく知りたいかもしれません。
日本酒は種類や製法によって、味や香りも違います。
今回は、兵庫県の専門家が日本酒の種類について解説します。

□日本酒の特定名称酒について

日本酒の中には、原材料や製法などの条件を満たした特定名称酒と呼ばれるものがあります。
日本酒の基本的な種類の分け方なので、日本酒に詳しくなりたい方はぜひ知っておきましょう。
ここでは、3種類の特定名称酒を紹介します。

1つ目は、純米酒です。
これは、米、米麹(こめこうじ)、水のみを使って造られた日本酒です。
純米酒には、サトウキビなどを原料として生成した高濃度アルコールである、醸造(じょうぞう)アルコールを添加できません。
そのため、素材本来のうまみが強く、ふくよかな味が感じられるお酒です。
原料である米の味が強く感じられる日本酒を飲みたい方は、純米酒を選ぶと良いでしょう。

2つ目は、吟醸酒(ぎんじょうしゅ)です。
吟醸酒は、原料に使う米を4割以上削って造る必要があります。
こうすることによって、雑味の少ないクリアな味わいの日本酒になります。
原料の米をかなり削って造っているので、高価な日本酒であることが多いでしょう。
また、米を5割以上削って造られた吟醸酒は大吟醸酒と呼ばれ、吟醸酒よりも高級なお酒として知られています。

そして、製造過程にも条件があり、吟醸造りと呼ばれる工程をする必要があります。
これは、削った後のお米に酵母を添加して低温で長期間発酵させる工程です。
この工程により、吟醸酒には「吟醸香」と呼ばれるフルーティーで華やかな香りが生まれるので、飲みやすくて日本酒初心者の方にもおすすめのお酒と言えるでしょう。

3つ目は、本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)です。
本醸造酒は、原料に使う米を3割以上削って造るという条件があります。
純米酒と違い、一定量の醸造アルコールの添加が認められています。
本醸造酒は、辛口であることが多いので、日本酒に慣れた方におすすめのお酒と言えるでしょう。
また、米のうまみを存分に生かしながら、甘すぎず、爽快な後味があります。
たくさん飲んでも飽きにくいその味は、食事中に飲んだり、日常的に飲んだりするのにぴったりです。

□日本酒の火入れによる違いとは

日本酒の製造過程で、火入れという工程があることをご存知でしょうか。
火入れとは加熱処理する工程のことで、この工程によって発酵が止まり、日本酒の味わいが一定に保たれやすくなります。
よって、火入れを行うかどうか、どのタイミングで行うかによって味わいにも違いが出ます。
こだわりのある方は、火入れにも着目することで、好みの日本酒を見つけられるかもしれません。
ここでは、火入れによる日本酒の種類の分け方を3つ紹介します。

1つ目は、生酒です。
製造から出荷までで火入れを一切行わないのが生酒です。
加熱処理が行われずに出荷されるため、その味わいはフレッシュで若々しいと感じる方が多いでしょう。
ただし、保存している間に品質が変わりやすいので注意しましょう。
最後までおいしく頂くためにも、冷蔵庫で保存して、早めに飲み切りましょう。

2つ目は、生貯蔵です。
生貯蔵は、火入れを行わずに瓶詰めやパック詰めを行い、出荷前の段階で一度火入れを行った日本酒です。
生酒のようにフレッシュな味わいがありながら、火入れを行うことで少しまろやかな味わいになります。
生酒よりは品質が安定していますが、通常の日本酒よりは味が変化しやすいので、保存状態には気を付けましょう。

3つ目は、生詰です。
生詰めの場合は、瓶詰めやパック詰めをする前に火入れを行い、その後は火入れを行いません。
1度目の火入れを行っているので、生酒よりも酸味が和らぎ、まろやかな味わいになります。
やはり通常の日本酒よりは劣化しやすいので、保存状態には気を付けましょう。

□日本酒を長期熟成させた古酒とは

日本酒にも、ウイスキーやワインのように長期熟成させたものがあり、古酒と呼ばれます。
熟成させることによって、熟成前とは全く違い味わいに変化します。
もっとも大きく変化するのは、「熟成香」と呼ばれる香りが生まれることと、色が美しい琥珀色になることです。
熟成香は果実のような香りで、熟成期間が長くなるほど強くなりますが、人によっては香りが強すぎると感じる場合があるかもしれません。
初めて古酒を選ぶときは、まずは熟成期間がそれほど長くないものを選びましょう。

また、古酒を飲むときは温度による香りの違いを楽しむと良いでしょう。
古酒の魅力は、その芳醇な熟成香にあります。
強い香りを楽しみたい方は熱燗やぬる燗で古酒を楽しみましょう。
逆に、香りが強すぎると感じたときは、冷やして飲むのがおすすめです。
温度を変えることによって、味わいの変化が楽しめます。

□まとめ

日本酒の種類について解説しました。
サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。

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