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日本酒好きの方へ!兵庫の酒蔵見学について専門家が解説します

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みなさん日本酒はお好きですか。
日本には、新潟や京都といった日本酒で有名な地域があります。
実は、兵庫県にも酒どころとして有名なエリアがあります。
今回は、兵庫の日本酒の歴史と酒蔵見学の魅力を解説します。

□兵庫で酒蔵見学をするなら

兵庫県も日本酒の産地として有名です。
実は、兵庫県のある特定の地域には、日本酒の酒蔵が多く集まっており、「灘五郷」(なだごごう)と呼ばれ、古くから親しまれています。
日本酒が好きな方は普段、日本酒をどのように飲んでいますか。
お店で買ってきたものをご自宅でゆっくりと召し上がるのも良いですし、居酒屋で美味しい酒の肴と一緒に楽しむのも最高ですよね。

今回おすすめするのは、酒蔵見学です。
「酒蔵までわざわざ行かなくても、スーパーに売ってるもので十分だ。」
このように思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、最近のスーパーマーケットでは、日本の様々な日本酒を買えるようになりました。
しかし、酒蔵見学をする際に飲む日本酒には、買って飲むだけでは味わえない、特別な楽しみ方があります。

今回は、酒蔵見学の魅力について詳しく解説します。
酒蔵見学の魅力は大きく分けて2つあります。
1つ目は、出来たての日本酒を試飲できることでしょう。
食品の工場見学で、出来たてを試食した際に、美味しくて驚いた経験はありませんか。
日本酒も、酒蔵でいただく出来たての日本酒と、スーパーで売られている日本酒では、風味に違いが出ますよね。

また、酒蔵で働いている方に、お酒の製造過程やこだわりを教えてもらうことで、日本酒造りの大変さを実感できますよ。
日本酒を作っている方々に対する感謝の気持ちを持って、普段以上に美味しく頂けることでしょう。

2つ目は、歴史に触れられることです。
酒蔵には、それぞれ異なる歴史があります。
歴史の中には先代から受け継がれてきた想いや、日本酒へのこだわりが詰まっています。
このように、魅力ある酒蔵の歴史に思いを馳せながら飲む日本酒は、別格でしょう。

特に、兵庫県の神戸市から西宮市一帯の「灘」と呼ばれる地域は、江戸時代から日本酒の生産地として全国的に有名で、歴史のあるエリアです。

□灘五郷はなぜ日本酒の産地として有名なのか

兵庫県にある「灘」と呼ばれるエリアには、多くの酒蔵が立ち並んでいます。
では、なぜこの地域には、昔から続く有名な酒蔵が多くあるのでしょうか。

灘と日本酒の歴史について解説します。

この地域では、室町時代から日本酒が製造されていたという記録が残っています。
これには、2つの理由があると言われています。

1つ目は、古くから、日本酒に適した品種の米が多く栽培されていたことです。
一般的に、粒が大きい米や、でんぷんが心白に多く含まれている品種が日本酒づくりに向いていると言われています。
灘には、このような特徴を持った米が育ちやすい環境があったと言われています。

2つ目は、江戸時代に入って、「宮水」という質の高いミネラル豊富な六甲山系の伏流水が発見されたことです。

日本酒に適した米と水が揃ったこの地域一帯は、日本酒製造に最適な場所になりました。

次に、「灘五郷」と呼ばれるようになったのは、江戸時代だと言われています。
「西郷」「御影郷」「魚崎郷」「西宮郷」「今津郷」の5つの地域の総称を灘五郷と呼びます。
ただ、灘五郷が日本酒の一大産地になった理由は水と米だけではありません。

もうひとつの理由は、物流の側面で恵まれていたからです。

江戸時代以前は、当時の一大消費地である江戸まで、馬を使って日本酒を運んでいました。
馬による輸送は、1度に少量の日本酒しか運べませんでした。

しかし、江戸時代には大阪で造船業が発展しており、日本酒の運送のために開発された「樽廻船」という船が、兵庫の西宮にも就航しました。
この樽廻船による海上輸送が始まったことにより、江戸までの輸送が簡単になったのです。

このように、輸送技術の向上によち、灘で生産された日本酒は、江戸に多く流通するようになりました。
灘で作られた日本酒は江戸の人々の間で評判になったため、全国的な日本酒の名所として有名になったのです。
味とそれを届ける物流ルートの2つが揃ったからこそ、全国的に有名になったと言えるでしょう。

灘五郷の歴史を知ると、酒蔵見学をする際や、日本酒を飲むときに、また違った味わい方ができるでしょう。
日本酒好きにとっては、魅力的ですよね。
みなさんもぜひ、灘五郷で酒蔵見学をして、日本酒の魅力を再発見してみてはいかがですか。

□まとめ

サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。

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