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日本酒のラベルには何が書いてあるの?見方も踏まえて兵庫の専門家がお教えします

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日本酒のラベルは芸術性が高く、ラベルが好みで買うという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おしゃれなラベルだと、瓶をインテリアとして飾るのも良いですよね。
しかし、ラベルに書いてある内容はご存知でしょうか。
ラベルには、その日本酒についての情報がたくさん書かれており、味を推測できます。

 

□日本酒のラベルに義務付けられている表示とは

日本酒のラベルには10個もの情報についての表示が義務付けられています。

・製造した蔵元の名前と所在地
・清酒か日本酒のどちらなのか
・原材料名
・容量
・アルコール度数
・製造時期
・保存あるいは飲用上の注意事項
・輸入品場合は原産国名
・外国産のものと混ぜている際は原産国名と使用割合
・未成年飲酒防止について

以前は、表示の義務がなかったので、消費者から「どのような品質のお酒かわからない」という意見が多かったそうです。
しかし、こうした意見から国税庁が上記の通りにラベルへの記載を義務付けました。

こうしたラベルの記載は、消費者の商品選択の重要な指標となっているでしょう。

また、記載を禁止されている内容もあります。
2つご紹介いたします。

1つ目は、清酒の製品が他のものと比べて製法や品質において1番であることを示す言葉です。
2つ目は、「官公庁が御用達である」のような内容です。

2つとも、記載されていそうなので、意外ですよね。
ラベル表示に関して一部でも記載漏れがあったり、記載してはいけないことが書いてあったりすると、国税庁から指導されます。

 

□日本酒のラベルから味わいを読み取る方法

ラベルから、おおよその辛さ香りの強さを推測できます。
また、ラベルから味わいを推測する方法を知っておくことで、日本酒選びの楽しさが倍増するかもしれません。
日本酒のラベルから味わいを読み取る方法を4つご紹介いたします。

まずは、精米歩合から香りの強さを推測する方法です。
「米の表層部を磨いて残った部分の米の割合」を表したものを、精米歩合と言います。
お米は、磨けば磨くほど香りが強くなるため、精米歩合が低ければ低いほどお米の香りは強くなるでしょう。

次にご紹介するのは、日本酒度からお酒の辛さ度合いを推測する方法です。
日本酒度は、数字とプラス、マイナスで表されます。
糖分の少ないものがプラスに、逆に糖分の多いものがマイナスになります。
したがって、プラスの絶対値が大きければ辛く、マイナスの絶対値が大きければ甘くなるでしょう。

アミノ酸度から、辛口度を推測する方法もあります。
アミノ酸は、日本酒に旨味とコクを追加する効果があります。
したがって、アミノ酸度が低ければ低いほど辛く、高ければ高いほど甘くなるでしょう。

最後にご紹介するのは、酸度から辛さを推測する方法です。
酸度は「酸っぱさ」を表すと考えられがちですが、実は違います。
舌への刺激で味わいが決まるため、酸が少なければ少ないほど甘く感じ、酸が多ければ多いほど辛く感じるのです。

日本酒は、辛口から甘口まであり味の幅がとても広いのが魅力的ですよね。
ラベル表示を見て味を推測するのも楽しそうです。
以上の4点を、日本酒を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

 

□ラベルにある精米歩合の説明

玄米は糠(ぬか)がついており茶色です。
その玄米の糠を取り除いて白米にすることを精米といいます。

精米歩合とは、元の玄米を100%とした場合、精米して残った玄米の割合のことです。
したがって、精米歩合が低ければ低いほど、玄米を磨いています。
私たちが普段食べる白米の精米歩合は90%以上です。
一方で、酒用米の精米歩合は70%以下なのです。
本醸造は70%以下、吟醸で60%以下、大吟醸で50%以下と表記され、日本酒に使われるお米はかなり磨かれているでしょう。

お米の中心部にある心白と呼ばれる部分を使うことで、本来の味を生かしたお酒を造れます。
そのため、日本酒には精米が欠かせません。

多く磨いているものはお米の表面にあるタンパク質・脂肪等のお酒を醸造する上で悪影響を与える栄養素が少なくなるため、雑味の無いスッキリとした味わいが特徴です。
多く磨いている分使える部分も少ないので、値段は高くなる傾向があります。

お米は磨くことで匂いが強くなるため、精米割合の低いお酒は香り高いのが特徴です、
また、あまり磨いていないものは、お米本来の味が生かされた味になっています。
ぜひ、日本酒選びの参考にしてみてくださいね。

 

□まとめ

ラベル表示には、たくさんの味わいについてのヒントがあることがわかりました。
日本酒は、日本の独自の伝統として世界に誇る名産品です。
ぜひ、ラベル表示にも注目して見てください。
きっと、日本酒の新たな楽しみ方が広がることでしょう。

サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。

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