兵庫県を代表する日本酒は数多く存在します。
一体人気のある日本酒はどのような商品でしょうか。
今回は兵庫県で造られる日本酒のおすすめの商品を、ランキング形式で紹介します。
□兵庫県の日本酒ランキングはこれだ!
10位. 奥丹波 純米吟醸
酒米に契約栽培米である五百万石を使用していて、高精米して磨いた点が特徴で、透明感があり比較的綺麗なお酒だといえます。
口当たりがよく、清々しい味わいであり、どのような料理ともよく合います。
9位. 菊正宗 純米樽酒
通常の貯蔵とは違い、吉野杉を使用した樽内で貯蔵して造られます。
これによって吉野杉の爽やかな香りが付き、すっきりした味わいになります。
また、この貯蔵方法によって食欲を増進する成分をお酒に溶かしているため、最近食欲がない人は購入してみてはいかがでしょうか。
8位. 超特撰 十段仕込
兵庫県ならではである山田錦を使用して、精米歩合を40%まで引き上げています。
かなりの低温の中で発酵管理をしながら、麹と蒸米を添加し、これらが溶けた後に再び麹と蒸米を添加するという作業を10回繰り返して造ります。
この手間をかけた作業のおかげで、上品で濃厚な味わいとなるのでぜひ試してみてください。
7位. 日本盛 超特撰 惣花
白米を惣花酵母で造り上げ、酒米が55%まで磨き上げられたお酒です。
味覚のバランスが非常によく、芳醇な香りとすっきりとした口当たりが特徴で、上品な味わいに仕上がっています。
6位. 沢の鶴 純米酒 山田錦
山田錦55%に、一般米を45%混ぜ合わせた純米のお酒です。
一般米を混ぜ合わせることで、山田錦だけでは味わえない繊細な味わいを引き立てられました。
高級感あふれる香りと旨みが感じられ、少し辛いお酒に仕上がっています。
5位. 櫻正宗 焼稀 生一本
6位のお酒とは違い、こちらのお酒は酒米に100%山田錦を使用しています。
櫻正宗の上等酒に「稀」という印がされたことが由来となって「焼稀」と呼ばれるようになりました。
山田錦の優しい味わいと爽やかな後味が印象的なお酒です。
4位. 金盃 大吟醸 生酒
精米歩合40%で磨き上げた、山田錦を100%使用して造られた生酒です。
独自のマイクロフィルターによって腐敗や低品質の原因となる成分を排除し、火を使用せずに生の日本酒を楽しめるようになりました。
3位. 白鷹 吟醸純米 超特撰
特A地域で採れる山田錦100%を、60%まで磨き上げて造られます。
灘伝統である杜氏の「生酛造り」で醸造された純米の吟醸酒であり、吟醸酒の豊かな味わいを楽しめるようになりました。
仕込み水として「宮水」と呼ばれる名水を使用していることが特徴です。
2位. 大吟醸 六甲の雫
山田錦40%を高精米で磨き上げて造られます。
冬に寒造りを行い、六甲山の伏流水のような自然物を高度な技術で醸造しています。
果物の香りが楽しめ、男性だけでなく女性からの評判も良いので、女性へのプレゼントにいかがでしょうか。
1位. 剣菱酒造 瑞穂 黒松剣菱
2年を超える期間熟成し続けた日本酒を厳選し、1つのお酒に混ぜ合わせるという珍しい製法で造られます。
この製法によってコクと円熟味が感じられる味わいや高いキレが醸し出されます。
□甘口と辛口の視点で考える、人気の日本酒考察
*日本酒における甘口と辛口の強さについて
日本酒の味は大きく「甘口」と「辛口」の2つに分けられます。
どれほど甘いか、辛いかを表す度合いのことを「日本酒度」と呼び、数値によって視覚化されます。
この数値がプラスになると辛口、マイナスになると甘口になるので覚えておくとよいですね。
辛口の日本酒はキレがあり、さっぱりとした味わいがあります。
それに対して甘口のお酒は濃厚でコクがある点が特徴です。
これから日本酒を選ぶときは、自分に合う日本酒度に合わせて銘柄を選んでみてください。
*辛口と甘口別でおすすめの銘柄を紹介します!
辛口でおすすめの銘柄は「獺祭 純米大吟醸50」です。
「酔うため、売るための酒ではなく、味わう酒を提唱したい」という酒造会社の想いがあり、海外まで広がる銘柄です。
果物の香りと辛味のバランスが非常によく、松茸や果物と一緒に飲むとより旨みが感じられます。
甘口でおすすめの銘柄は「南部美人 あわさけスパークリング」です。
スパークリングのすっきりした味わいを感じつつ、米の旨味が口の中で広がります。
このお酒は世界で最も美味しい市販酒を決める「SAKE COMPETITION」というイベントの2018年度発泡酒部門で1位になりました。
日本酒度は-20とかなり甘口となっていて、心地のよい吟醸香を感じられる優しい口当たりが人気の要因です。
冷やして飲むとより一層甘さと風味が引き締まります。
ただし瓶内二次発酵が原因で瓶の中で炭酸ガスが発生するため、吹きこぼれに気をつけてください。
□まとめ
今回は兵庫県でおすすめの日本酒をランキング形式で紹介し、甘口と辛口の特徴から、それぞれのおすすめ日本酒についても紹介しました。
兵庫県の魅力的な稲の品種である山田錦が非常に人気になっていて、これを利用する日本酒が多くみられました。
ぜひ日本酒選びの参考にしてください。
サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうブリュッセル国際コンクール(CMB ベルギー)日本酒部門で、2020年から日本国内で毎年開催を目指しています。
第二回開催が、兵庫県での開催が決定しました。
詳しくは、「第2回開催2020年実施について」で今後ご紹介していきます。