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兵庫の日本酒の歴史をご紹介!灘五郷はどのように発展したのか?

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「兵庫はお酒の生産が盛んらしいけど、どんな日本酒があるのだろう。」
「兵庫の日本酒に関する歴史について気になる。」
兵庫の日本酒の起源について、気になっている方はいらっしゃいませんか?
兵庫は日本酒の生産量が日本一であり、酒造好適米である山田錦の一大生産地でもあります。
そんな兵庫県では、数百年も前から日本酒造りが行われています。
兵庫の日本酒は、これまでどのように受け継がれ、生産されてきたのでしょうか。
そこで今回は、兵庫の日本酒について、地域の日本酒の歴史をご紹介します。

□兵庫の日本酒

兵庫には、江戸時代に栄えた酒造りの地域である「灘」があり、歴史的にも有名な酒造地域です。
また、日本三大杜氏のひとつである丹波杜氏が発祥した土地であり、その高い技術力は今も受け継がれています。
それに加えて、酒造好適米である山田錦の生産量は日本一であり、日本酒の良質な原料にも恵まれているのです。
これらの要素によって、兵庫の日本酒は全国的にもかなり有名になったと言えるでしょう。
しかし、一口に「兵庫の日本酒」と言っても、その特徴は地域ごとに異なります。
それぞれの日本酒の歴史と特徴を以下でご紹介します。

□地域ごとの特色と歴史

兵庫は「兵庫五国」と呼ばれ、地域によって異なる特徴のある日本酒が人気です。
なかには、1000年以上前から日本酒造りが行われていたと思われる地域もあるほどです。
それらの地域ごとに、日本酒の特色をご紹介します。

*播磨の日本酒

播磨は「日本酒のふるさと」と呼ばれています。
その理由は、1300年前の奈良時代に記された「播磨国風土記」のなかの記述から来ています。
その内容は、日本で初めて麹(こうじ)を使って日本酒を造ったというものです。
この場所は兵庫の宍粟市にある庭田神社であると言われています。
つまり、現在造られている日本酒は播磨の神社で生み出された方法で製造されているのです。

*伊丹の日本酒

伊丹は、清酒の醸造方法が生み出された場所であると言われています。
清酒は日本酒のひとつの種類であり、濾(こ)す過程があるものです。
伊丹で生み出された清酒は、それまでの濁酒とは異なって洗練されており、人気を集めました。

*丹波と但馬の日本酒

「丹波」と「但馬」は、日本四大杜氏を有していることで有名です。
杜氏は日本酒の醸造工程を行う職人集団のことを指します。
この地域で酒造りを行っている杜氏は、現在も銘酒を製造する技術を受け継いでいます。

*灘五郷の日本酒

兵庫の灘区は、日本酒の名産地として名を全国に知られています。
この灘には、5つのお酒の村という意味の「灘五郷」があります。
この言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか
灘五郷とは、日本を代表する酒どころである、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の総称です。
日本酒造りの地として最適な自然に囲まれており、六甲山地を源流とする質の良い水源と米処に恵まれています。
また、冬に吹く「六甲おろし」という寒風によって酒造りに最適とされる「寒造り」の条件も整っています。
この場所には、多くの日本酒メーカーの発祥地や本社があり、現在も中小の酒蔵が点在しています。

□兵庫の日本酒の歴史

*兵庫の日本酒の始まり

前述の通り、兵庫の日本酒造りで最も有名であると言えるのが灘五郷です。
灘地方の歴史は、神戸の近くにある西宮での醸造が始まりであるとされます。
伝承ではさらに古く、12世紀頃から酒造りが行われていたと言われています。
また、室町時代にはすでに酒造が始まっていたとの記録もあります。
どちらにせよ、昔の時代から日本酒の伝統が引き継がれてきたことがわかりますよね。
1655年~1736年にかけては灘地方で多くの酒蔵家が創業し、今の灘五郷の形成につながりました。

*兵庫の日本酒が栄えた理由は?

兵庫の日本酒が発展した理由には多くのものがあります。
ひとつは、先程もご紹介した日本酒の原料となる質の良い水です。
この水は、西宮の一角から湧き出しているものです。
また、良質な酒米である山田錦の栽培に成功したことも発展の理由でしょう。
この酒米は、1923年に兵庫県の農事試験場で山田穂(やまだぼ)と短稈渡船(たんかんわたりぶね)という品種を掛け合わせて誕生しました。
そして、1936年に「山田錦」と命名されたのです。
このお米は普通の酒米よりも心白が大きく、雑味の元となるたんぱく質が少ないという、酒造の面でのメリットがあります。
兵庫はこの山田錦の日本一の生産量を誇り、日本酒の生産が現在も盛んになっています。

□まとめ

今回は、兵庫の日本酒の歴史についてご紹介しました。
兵庫の日本酒がどのように発展してきたのかを理解していただけましたでしょうか。
今回の記事を参考に、兵庫の日本酒について調べてみてはいかがでしょうか。
自分で気になるお酒を開拓してみるのも楽しいかもしれませんよ。
サケ・セレクションは、日本酒の醍醐味や日本の文化を世界に発信するために、出品酒を世界中の専門家から選ばれた審査員に評価してもらうイベントで、毎年開催を目指しています。
2020年には第2回が兵庫県でコンクール開催される予定です。

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